20坪の土地を活用するおすすめの方法9選!狭い土地でも諦めない
土地活用
2022年7月25日
持っている土地が小さい、狭いという理由で、そのまま放置している人はいませんか?土地は、たとえ狭くても、持っているだけではコストがかかる一方で宝の持ち腐れです。せっかく土地があるなら、活用しないのはもったいないです。
小さい土地では何もできないと思われがちですが、20坪でも十分収益が上がる活用法があります。すでに土地を持っている人も、これから土地を購入してみようと思っている人も、20坪の土地をうまく活用して不労所得を生み出しましょう。
目次
諦めないで!狭くても大丈夫、20坪の土地の活用法9選
20坪の土地は、およそ66平方メートル、畳にするとおよそ40畳です。思ったよりも広いと思いませんか?これだけの広さがあれば、土地活用は十分可能です。
1.駐輪場の経営
自転車を置く幅は、1台あたり60cm必要です。子乗せ自転車など大きめの自転車の場合は70cmあれば余裕です。縦の長さは自転車を出し入れするスペースも考慮して3m〜3.5mあれば十分です。持っている土地の形に合わせて、何台くらい置けるのか考えてみてください。
駐輪場は、大した整備がなくてもすぐに始められる土地活用の方法です。自転車が起きやすいよう土地をならしておくだけでも十分です。
ただし、多少は初期費用をかけて整備した方が、ニーズが高く安定的に顧客を獲得できます。たとえば、コンクリートで舗装することはもちろんのこと、雨でも自転車が濡れないように屋根をつけたり、効率よく止められるように自転車用のラックを設置したりします。
時間貸しにするか月極駐輪場にするかは、エリアの特性を考えて決めましょう。駅に近いなら月極の方が良いですが、店舗が多いエリアなら時間貸しの方がニーズがあります。
駐輪場は、管理業者に委託する方法をとれば、委託費はかかるものの自分で管理する手間をかけることなく、不労所得が入ってくるようになります。
2.駐車場の経営
土地の形にもよるのですが、駐車場にすれば車3〜4台はおけるはずです。土地の舗装も特に必要なく、スペースを指定すれば良いだけなので、駐輪場と同様に、ほぼ手間なく始められる土地活用の方法です。
アパートなど駐車場がついていない住宅が周りにある場合は月極駐車場、店舗やオフィスなどが多く一時的に車を止めたい人にニーズがある場合はコインパーキングにすることをおすすめします。
コインパーキングにするには料金徴収用の機器を設置するだけですが、これも一括借り上げ方式で業者に管理を委託すれば、初期費用もかけずに運用を開始することが可能です。
3.狭小地用のアパート経営
土地が狭いからといって、住宅が建てられないことはありません。マンションは無理でも、アパートなら可能です。住宅を建てる分、初期費用はかかりますが、長期にわたって安定的に収益を得られる方法です。
都市部で単身者の多いエリアであれば、小さなアパートでも十分需要があるでしょう。
- 駅から徒歩10分以内の便利な立地にある
- バスなど公共交通機関が利用できる
- スーパーやコンビニなど便利な施設が周辺に多い
などの条件を兼ね備えているなら、アパートを検討してみてください。
4.賃貸戸建ての経営
緑が多く、静かで住むにはとても良い環境だけれど、駅からはやや遠いという場合にはファミリー向けの戸建て経営も選択肢として考えてみましょう。アパートと比べると部屋数が少なくなるため収益は減少してしまいますが、管理の手間は少なくなります。
戸建ての形式にして、シェアハウスとして貸し出す方法もありです。
5.自動販売機の設置
賃貸物件を建てるのに不向きな形の土地であれば、自動販売機を設置してみるのはいかがでしょうか。自動販売機を設置しておくだけで、管理は業者に任せればOK。大きな収益にはならないものの、ほぼ手間なく利益が得られる方法です。
ただし、それなりに人口が密集している地域で、スーパーやコンビニが近くにないなど、自動販売機のニーズがあるかどうかを調査することが重要です。
6.看板の設置
交通量や人の行き来がそれなりにある土地であれば、看板・広告を設置するという方法があります。看板が人目につきさえすれば良いので、始めるにあたって土地の整備などが必要なく、ほぼ手間なくできる土地活用の方法です。
大きな利益にはならないものの、初期費用もほぼかかりません。今すぐ良い活用法を思いつかないけれど土地を遊ばせておくのがもったいないという場合には、まず看板の設置から始めてみることをおすすめします。
7.コインランドリーの経営
周囲が住宅地であれば、コインランドリーの需要も高いです。洗濯機や乾燥機を設置するための初期費用がかかりますが、人件費などもかからず、光熱費や洗剤代だけで運用が可能です。
20坪の土地なら60万円〜80万円程度の収益が見込めます。駐車場や駐輪場と違い、小規模宅地の特例により相続税の節税効果も見込めます。
コインランドリーで最も重要なのは、競合やニーズの調査です。洗濯機を利用するのは誰か、昔は独身の人が多かったですが、今は共働きの人が利用する場合も増えています。需要の見極めが、成功の鍵です。
8.トランクルームの設置
トランクルームは、実は右肩上がりの事業で、2008年から2018年の10年で2倍以上の市場規模となっているのです。
トランクルームのメリットは、住宅のように強固な建物を建てる必要がないという点です。1基あたり50万円〜100万円あれば設置できるため、資金の回収も賃貸住宅と比べれば格段に早いでしょう。
収益性はそれほど大きくはないものの、初期費用をあまりかけずに土地活用を始めたい人におすすめの方法です。
9.専門家に任せる土地信託
利便性の土地なら、自分で運用するのではなく、専門家に任せるという方法があります。信託銀行に土地を託し、その運用益を受け取る方法です。
土地信託は、信託受益者をあらかじめ設定できるため、自分が亡くなったあとに土地をどうするのか、相続対策もできるのが大きなメリットです。親族が争ったり、資産が凍結されたりすることなく、スムーズに相続手続きを進めることができるのです。
プランによっては利益が出ないこともあるため、土地信託の実績が豊富な専門家を見つけることが、成功の鍵となります。
20坪の土地活用を成功させるポイント
狭い土地でも十分な収益を上げるためには、いくつか注意すべきポイントがあります。
立地条件、エリアのニーズを調査すること
土地活用で重要なことは、その土地のニーズにあった活用法を見極めることです。都市部か郊外か、周囲が住宅地なのか、それとも商業施設なのか、それによって需要が違います。土地が小さいから活用がうまくいかないのではなく、ニーズと合わない方法を選択するから失敗するのです。
交通の便が良いエリアは賃貸のニーズがありますが、トランクルームや店舗用の土地として貸し出す方が良いかもしれません。「この方法が儲かるから」という理由ではなく、そのエリアではどのような需要があるのかを徹底的に調査することが大切です。
法令の確認は必須
建物を建てる場合、法令によって制限が設けられている場合があります。
- 高さ制限
- 容積率
- 建ぺい率
など、法令がどうなっているかを確認しないと、建てたいと思った建物の建設ができないことがあります。
周辺のニーズを調べると同時に、どのような建築が可能なのかも同時にチェックしておきます。
土地活用は専門家に相談することが大事
土地活用が初めての人は、適切な助言をしてくれる専門家を見つけることがとても大切です。自分だけで調査をするのは限界がありますし、自分の考えている方法が本当に需要があるのか、客観的な視点からアドバイスをしてもらうことをおすすめします。
まとめ:20坪の土地でも十分活用できる!ニーズを見極めることが重要
20坪の土地でも活用を諦めないでください。狭小地といわれる土地であっても活用法はあります。
今回、駐輪場や駐車場、トランクルームなどさまざまな土地活用の方法をご提案しましたが、土地活用が成功するかどうかは、その土地があるエリアのニーズを徹底調査することにかかっているといっても過言ではありません。
また、こんなふうに活用したいと思っても、法令の制限があると自分が希望している建物を建てることができない場合もあります。
そのため、土地活用が初めての人は需要の調査も含めて、20坪の土地活用に実績のある不動産会社など、専門家のアドバイスを受けながら計画を進めることが大切です。
ニーズを見極め、狭い土地でも収益化できる方法を専門家とともに探っていきましょう。